久能山東照宮の御朱印や見どころ2023最新版!階段ってきつい?
久能山東照宮は、全国の東照宮の創祀*1で、1617年に創建されました。
誰もが聞いたことのある名称で、あの徳川家康公が祀られている*2という事もあり、「一度でいいから行ってみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、久能山東照宮を参詣*3するためには、あの階段(石段)が待ち受けています。日本平からロープウェイで行くルートもありますが、せっかくなら1159段を誇るあの階段を登って気持ちよく参拝したいですよね。
この記事では実際に階段を登って参詣した私が、階段の所要時間や、久能山東照宮の御朱印、オリジナルの御朱印帳、見どころなどを紹介していきます!
久能山東照宮を何倍も楽しめるように、この記事を読んで予習しておきましょう!
久能山東照宮の階段は1159段!子どもでも大丈夫!
久能山東照宮は、1159段を誇るその壮大な階段(石段)が特徴的で名所のひとつにもなっていますよね。
階段を登る時間は、一般的に20分前後かかると言われています。
ちなみに20代後半の男性である私が、1人で階段を登ってみたところ、10分かからない程度で登りきることができました。当時の私は、参詣できることにワクワクしていたということもあり、登りきった場所からの景色に感動していたら息が整った、程度の疲れでした。
もしあなたが友人や恋人と登るのであれば、階段を登りきるのはそこまで大変なことじゃないと思います。階段の途中には休憩できる椅子もありますので、安心してください。
私が登っている時も、子どもや年配の方が登っているのを多く見かけましたので、景色や歴史、会話などを楽しみながら登ってみてください。
御朱印と御朱印帳が美しい!オリジナルの御朱印帳も紹介
社寺*4を参拝した証明としていただくことのできる御朱印。趣味として御朱印集めをしている方も多いのではないでしょうか。御朱印をいただく時のルールや料金など紹介していきます。
御朱印:久能山東照宮には独自のルールがある
本来御朱印は、その社寺の御祭神*5や御本尊*6を参拝したあとにいただくのがマナーと言われています。
しかし久能山東照宮では、参拝する前に自分の御朱印帳を社務所に預けておき、参拝した後に受け取る、という流れになっているのです。有名な東照宮ですし、参拝客を待たせないためにもこういったシステムをとっているのだと思います。
参拝受付の横に御朱印の受付があります。行けばすぐにわかると思いますのでご心配なく。
オリジナル御朱印帳がやばい!?
オリジナルの御朱印帳を作っている社寺も多く、久能山東照宮にもあります。それがこちら。
美しい。使うのがもったいないと思ってしまうほどです。私は全国の「東照宮巡り」のための御朱印帳に使おうと思います。
ちなみにこの御朱印帳のサイズは、縦、約18cm 横、約12cmなので大判の御朱印帳と同じくらいの大きさで、裏表合わせて22回分の御朱印がいただけるものです。
この御朱印帳の値段は御朱印帳だけであれば、2000円。同時に御朱印もいただくと、2300円になります。
入場料ってかかるの?料金と社殿の見どころを解説
久能山東照宮を参拝するには、入場料(拝観料)がかかります。
国宝・重要文化財建造物、ということもあり、保護や維持のために使われるお金です。社務所の近くには博物館もあり、そちらも別で入場料がかかります。
料金は次のとおりです。
大人 | 小人 | |
参拝料(社殿) | 500円 | 200円 |
博物館 | 400円 | 150円 |
参拝+博物館 | 800円 | 300円 |
歴史的な建物ですし、山の上にあるので、修理などにはどうしてもお金がかかってしまいそうですね。
でも、入場料を払うことで少しでも久能山東照宮の役に立てたと思うと、なんだか気持ちがいいです。
みなさんの力で守っていきましょう!
久能山東照宮の予備知識ここにあり!
受付後すぐにある楼門に注目!
受け付けを済ませた後、入り口からふと顔をあげるとすぐにある楼門*7の迫力は凄まじいものです。そのなかでも楼門の中央にある鼻の長い動物の彫刻が、獏(ばく)だそうです。
「夢を食べる動物」という風に言われていますが、獏は中国から伝わってきた伝説の生物、幻獣らしく、「獏は、鉄や銅を食料にしている。戦争のときは刀や鉄砲に使われているので、戦いが始まる前に獏が食べてしまえば、世の中が平和になる」と考えられ平和の象徴とされていることから獏が描かれています。
ちなみにこの楼門には獏が4体描かれているのですが、1体だけ色の違う獏がいるそうです。探してみてください。
御社殿が完成することはない
有名な話ですが、まだ久能山東照宮は完成していません。
というよりも、完成することはこの先もありません。
当時、御社殿*8を作っていた職人達の間では「建物は完成した瞬間から劣化が始まり、いつか崩壊する」と考えられていました。
ただ、完成させなければ、「劣化することはなく崩壊することもない」という考え方から未完成の部分が故意的に作られています。
参拝をしたあと、神廟*9へ向かう前に見ることが出来る、横から見た御社殿です。上の写真の中に未完成のところがあります。
この写真だとわからないとは思いますが…(画質のせいでもあります)
上の右側の写真の中の葵の御紋*10の中に、ひとつだけ逆さまのものがあります。
屋根の下にある、二列に並んだ御紋の上の列です。中央右側あたりに。
画質悪くて分かりづらくて申し訳なさすぎるのですが、目印はしないでおきます。
実際に参詣した時、ご自身の目で探してみてください。見つけると気持ちいいですよ。
こういった面白みがあるところも、歴史の楽しいところですよね。
ちなみに私自身、参詣した時は御社殿の中にあるものだと思っていたので、見つけることは出来なかったのですが、あとから調べて外にあることがわかり、さらに偶然この場所の写真を撮っていたので見つけることができました。めでたしめでたし。
以上が、2023年久能山東照宮の紹介になります。
百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず。
ぜひあなたも、実際に訪れてみてください!
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